Seasar Conference 2006 Autumn (感想など)

だいぶ日が過ぎてしまったので(11/25記)、記憶が薄れつつも資料とメモを片手に書いておく。(^^;)


今さら人には聞けない AOP 入門

by 小森裕介(id:y-komori)さん

いつもながらのわかりやすいプレゼンでした。
特に weaving のアニメーションにはちょっと感動。おぉ、確かに機織り(weaving)だわと思いました。
実現方法では、僕も AspectJ が出たころはコンパイルとか面倒であまり使う気にならなかったのが、Seasar など DI コンテナで AOP が採用されて、実プロジェクトでも使うようになったのですが、最近あらためて AspectJ をさわってみて、AJDT もあるし、もっと使われてもいいかなと思い直しています。
動的/静的よりも S2Dao のような使いたいライブラリがあるかが重要ですね。

Teeda による Page 駆動開発

by 大谷晋平(id:shot6)さん

JSF ベースのプレゼンテーション層フレームワーク
何と言っても View が HTML で書けるのがうれしい! 適用できそうな案件があれば、Mayaa を使ってみようと思ってたけど、一気に Teeda という選択肢もありかも。
POST-REDIRECT-GET でアプリケーションを構築する PRG パターンは勉強になった。
GET の方のコード例がなかったけれど...
http://www.seasar.org/wiki/index.php?Teeda%2FgettingStarted
で調べてみると、initialize() と prerender() を実装すればいいのかな? トランザクションも、このメソッドから呼ばれる Service で制御するという方針でよい?
さて、いざ使ってみようと思うと、input タグの id 属性はOKだけれど、span タグの id は大丈夫かなという疑問もわく。同じプロパティを複数箇所で表示したいこともあるんじゃないだろうか?

S2Struts 入門

by 永島克彦さん

S2Struts は前のプロジェクトでかなりお世話になりました。m(_ _)m
Teeda/JSF に押され気味の S2Struts ですが、まだまだ現場では使われていくんじゃないかと思います。
永島さんが「必要な機能だけ使えばいい」とおっしゃってましたが、うちでは「Seasar2 との連携機能」と「アノテーション」を主に使いました。POJO は使わなかったんですが、アノテーションを使うなら、ActionForm で未対応の部分があったので、POJO を使っておいた方が簡単だったかもしれません。
本題とは関係ないけれど、AutoRegister でコンポーネントの登録が不要になった、SMART deploy で AutoRegister の指定も不要になった、はなるほどと思った。
少しだけプレゼンに注文をつけると...
Struts の知識がない人には少しわかりにくかったかも。Struts も含めて全体の動きがわかるような説明があると良かったと思います。絵や図などもう少し視覚に訴える部分があっても良かったかな?

突撃! 隣の Seasar プロジェクト (現場で役立つ実践 Tips を教えてもらおう)

by 出羽健一さん

Seasar を使った事例の発表。
Goya ベースで設計、コードの自動生成をしまくった。Entity と DAO は DBMS から生成したとのことだが(他にもそういうツール多いけど)、そもそもテーブルはどうやって作ってるんだろう?
検索処理は結果画面のロジックで行うは、なるほどと思いつつ、結果が0件や1件のとき違う画面に遷移するような場合はどうするのかな? と疑問。
HTML に仕様と開発者メモを記述して、CSS で表示/非表示を制御するはおもしろいと思った。実稼動時はソースレベルで出力されないように設定されているのか、ちょっと気になった。
以上、まとめておけば JavaEE 勉強会で聞けたのに...(^^;)