[DDD] 酔っぱらいの戯れ言

Eric Evans の Domain-Driven Design

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計

は、アーキテクチャの本であって、ドメイン分析の本じゃない。
本当に DDD やりたいなら、以下の本も読むべし。

アナリシスパターン―再利用可能なオブジェクトモデル (Object Technology Series)

アナリシスパターン―再利用可能なオブジェクトモデル (Object Technology Series)

  • 作者: マーチンファウラー,Martin Fowler,堀内一,友野晶夫,児玉公信,大脇文雄
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本
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  • Coad「カラーUML

Javaエンタープライズ・コンポーネント―カラーUMLによるJavaモデリング

Javaエンタープライズ・コンポーネント―カラーUMLによるJavaモデリング

  • 作者: ピーターコード,ジェフデ・ルーカ,エリックレイフェイブル,Peter Coad,Jeff De Luca,Eric Lefebvre,依田光江,依田智夫,今野睦
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 大型本
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  • Hruby「ビジネスパターンによるモデル駆動設計」

ビジネスパターンによるモデル駆動設計

ビジネスパターンによるモデル駆動設計

  • 佐藤正美「T字型ER」

T字形ER データベース設計技法

T字形ER データベース設計技法

  • ドメイン分析で重要なのは、Entity と Value の識別じゃなくて、Entity の深掘り。
  • Fowler の Service Layer は重要な概念だったのに、Evans がその他オブジェクトに Service って名前をつけたのは犯罪的。
  • 同じく、Evans の Value は Fowler の言う Value じゃなく、単なるデータクラス。
  • ピュアなオブジェクト指向の「もの(マスター系)」偏重、「こと(イベント系)」は関連で表すはダメ。「こと」があってこそ「もの」の要件が決まる。どちらもオブジェクトにすべき。
  • とは言え、ドメインによっては、Value が Entity になったり、「もの」が「こと」になることも。
  • 「知識レベル」「操作レベル」と「もの」「こと」は直交する。「ものの知識レベル」も「ことの知識レベル」もある。

そんなわけで、DDD は必要だと思うけど、Evans の DDD はどうも好きになれない。
(by Fowler まんせーおじさん)

なんか昔も同じような話書いてた。(^^;)
http://d.hatena.ne.jp/aufheben/20090501