[DDD] 酔っぱらいの戯れ言
Eric Evans の Domain-Driven Design
- 作者: Eric Evans
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/11/20
- メディア: Kindle版
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は、アーキテクチャの本であって、ドメイン分析の本じゃない。
本当に DDD やりたいなら、以下の本も読むべし。
- Fowler「アナリシスパターン」
アナリシスパターン―再利用可能なオブジェクトモデル (Object Technology Series)
- 作者: マーチンファウラー,Martin Fowler,堀内一,友野晶夫,児玉公信,大脇文雄
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本
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- Coad「カラーUML」
Javaエンタープライズ・コンポーネント―カラーUMLによるJavaモデリング
- 作者: ピーターコード,ジェフデ・ルーカ,エリックレイフェイブル,Peter Coad,Jeff De Luca,Eric Lefebvre,依田光江,依田智夫,今野睦
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2000/09
- メディア: 大型本
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- Hruby「ビジネスパターンによるモデル駆動設計」
- 作者: Pavel Hruby,依田智夫,溝口真理子,依田光江
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2007/08/09
- メディア: 単行本
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- 佐藤正美「T字型ER」
- 作者: 佐藤正美
- 出版社/メーカー: ソフトリサーチセンター
- 発売日: 1999/01
- メディア: 単行本
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- ドメイン分析で重要なのは、Entity と Value の識別じゃなくて、Entity の深掘り。
- Fowler の Service Layer は重要な概念だったのに、Evans がその他オブジェクトに Service って名前をつけたのは犯罪的。
- 同じく、Evans の Value は Fowler の言う Value じゃなく、単なるデータクラス。
- ピュアなオブジェクト指向の「もの(マスター系)」偏重、「こと(イベント系)」は関連で表すはダメ。「こと」があってこそ「もの」の要件が決まる。どちらもオブジェクトにすべき。
- とは言え、ドメインによっては、Value が Entity になったり、「もの」が「こと」になることも。
- 「知識レベル」「操作レベル」と「もの」「こと」は直交する。「ものの知識レベル」も「ことの知識レベル」もある。
そんなわけで、DDD は必要だと思うけど、Evans の DDD はどうも好きになれない。
(by Fowler まんせーおじさん)
なんか昔も同じような話書いてた。(^^;)
http://d.hatena.ne.jp/aufheben/20090501