楽々ERDレッスン
- 作者: (株)スターロジック羽生章洋
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/04/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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全体としては実践に基づいたわかりやすい本だと思いました。
第1部 DB設計総論
IDの導入についてはそうだよねとは思いつつ、実はまだ実践したことがないので近いうちにやってみたいと思う。ちょうど良さそうな社内プロジェクトがあるので、できればそれで...
明細エンティティや交差エンティティも、以前は複合キーにしていたけれど、IDでもいいかなという気になってきた。
あと、区分も突き詰めていくと、マスタテーブルができそうですが、それもID振るんですよね? 第3部の例では確かにそうなってるけれど、ちょっと勇気がいりそう。
第2部 RDBMS総論
安易な非正規化はすべきでないは agree だけれど、ストアドプロシージャの利用を勧めているのにはちょっと違和感をもった。デフォルトは普通にプログラミング言語から SQL を発行するスタイルでいいんじゃないかな?
第3部 楽々ERBレッスン
レシートとか身近な題材をもとにERDを書いてみる例がいくつか。
- イベント系エンティティの抽出
- リソース系エンティティの抽出
- リソース系エンティティの項目追加
- イベント系エンティティの項目追加
- リレーションシップの設定
という流れが一貫していてわかりやすかった。
リソース系よりイベント系を先に抽出するあたり、ビジネス指向(?)のはぶさんらしいなと感じた。今まであまり意識していなかったけれど、今後は意識してやってみようと思う。
前も書いたかもしれないけれど、イベント系エンティティは「〜する」「〜日」という言い方ができる、リソース系は「〜名」という言い方ができるという、判断基準はわかりやすい基準だと思う。
導出項目は書かないようにしているけれど、クラス図だったら派生属性で書けるのにな。っていうか、ID使うなら、論理モデルはERDじゃなくて、クラス図でいいかなと思う。
追記:
イベント系エンティティ間にリレーションシップが引かれていないのも気になった。「受付」と「請求」とか。