環境構築 (Subversion、PukiWiki、etc.)

次のプロジェクトへ向けて、サーバのセットアップ。
いつもは後輩がやってくれることが多いんだけど、今回は最初2人で立ち上げのため、自分でやってみました。たまには、こういう作業もおもしろいですね。
各ソフトウェアのインストールに当たって、公式サイトのチュートリアルと、個人の体験記を参照しましたが、一般的に前者は正確だけれどわかりにくい、後者はわかりやすいけれどバージョンが変わっていたりして間違ってることも。
結局、公式サイトの情報をよく読んでやるのがいいと思う。

というわけで、以下備忘録ですので、あくまで参考程度にどうぞ。
間違いなど気づいたら教えてください。m(_ _)m
OS は Windows 2000です。

All-In-On Trac

http://aioec.sourceforge.jp/cgi-bin/wiki.cgi?page=All-In-One-Trac
http://httpd.apache.org/docs/2.0/

今回はバージョン管理は Subversion でやろうと思う。Trac (プロジェクト管理ツール) は使うかわからないけれど、セットアップが簡単なので、まとめてインストール。(^^;)

インストール

ダウンロードした all-in-one-trac-v0.1.1-setup.exe を実行すればOK。
ルートにたくさんフォルダやファイルができるのが好きではないので、
インストール先は C:\Tools\trac-0.1.1 (以下、TRAC_HOME)。

動作確認

スタートメニューから Trac (Apache) を起動。
ブラウザで http://localhost にアクセスして動作確認を行う。
プロジェクト選択画面でプロジェクトを選択し、Trac の画面が表示されれば OK。

特に難しいこともなく、ApachePythonSubversion などがすべてインストールできました。

PHP

http://www.php.net/manual/ja/install.windows.php

Trac にも Wiki はついているけど、慣れた PukiWiki とだいぶ書式が違うので、PukiWiki を別途インストール。PukiWiki の書式は「はてな」の書式とも似ているので覚えやすい。
まずは、前提となる PHP をインストール。

ファイルの展開

ダウンロードした php-4.4.4-Win32.zip を解凍する。
インストール先は C:\Tools\php-4.4.4-Win32 (以下、PHP_HOME)。
ddls、sapi フォルダ内のファイルをすべて PHP_HOME へ移動する。

PHP の設定

環境変数 PATH に PHP_HOME を追加。
PHP_HOME の php.ini-recommended を php.ini というファイル名でコピーして、以下の箇所を修正する。

; Web サーバのドキュメントルート
doc_root = "C:\Tools\trac-0.1.1\apache\htdocs"
; PHP 拡張モジュールのディレクトリ
extension_dir = "C:/Tools/php-4.4.4-Win32/extensions"
Apache の設定

%TRAC_HOME%\apache\conf\httpd.conf に以下の記述を追加する。

# Apache 2.0 用の PHP モジュール
LoadModule php4_module "C:/Tools/php-4.4.4-Win32/php4apache2.dll"

# 拡張子の関連付け
AddType application/x-httpd-php .php
# php.ini のあるディレクトリ
PHPIniDir "C:/Tools/php-4.4.4-Win32"
動作確認

Apache (All-In-One Trac) を再起動。
%TRAC_HOME%\apache\htdocs に、以下の内容で test.php ファイルを作成する。

<?php phpinfo() ?>

※このファイルは作業が終わったら削除すること。

http://localhost/test.php にアクセスして、PHP の情報が表示されればOK。

PukiWiki Plus!

http://pukiwiki.sourceforge.jp/
http://pukiwiki.cafelounge.net/plus/index.php

オリジナルを使おうと思ったら、同僚から PukiWiki Plus! がいいよと言われたので使ってみることに。オートグロッサリ (はてなキーワードみたいな機能?) とか有効に使えるんじゃないかなと期待。

PHP の設定変更

%PHP_HOME%\php.ini の以下の箇所を修正する。
マルチバイト対応しているのはわかるけれど、詳細をちゃんと理解したわけではない。(^^;)

output_handler = mb_output_handler

default_charset = "EUC-JP"

extension=php_mbstring.dll

mbstring.language = Japanese
mbstring.internal_encoding = EUC-JP
mbstring.http_input = auto
mbstring.http_output = EUC-JP
mbstring.encoding_translation = Off
mbstring.detect_order = auto
mbstring.substitute_character = none
ファイルの展開

ダウンロードした pukiwiki-1.4.7plus-u2-eucjp.tar.gz を展開する。
インストール先は C:\Tools\pukiwiki-1.4.7plus-u2-eucjp (以下、PUKIWIKI_HOME)

PukiWiki の設定

%PUKIWIKI_HOME%\pukiwiki.ini.php の以下の箇所を修正する。

$modifier = '(設置者の名前)';
$modifierlink = '(設置者のウェブサイト)';

// 管理者パスワード
$adminpass = '{x-php-md5}ほげほげ';
Apache の設定変更

%TRAC_HOME%\apache\conf\httpd.conf に以下の記述を追加する。
PukiWiki をドキュメントルートに置くなら必要なし。

Alias /pukiwiki "C:/Tools/pukiwiki-1.4.7plus-u2-eucjp"
動作確認

Apache (All-In-One Trac) を再起動。
http://localhost/pukiwiki/index.php にアクセスして、Wiki ページが表示されればOK。

All-In-One Trac 再び

All-In-One Trac というか Apache をサービス化して、その他諸々の設定をします。

環境変数の設定

以下の環境変数を追加する。

PYTHONHOME=C:\Tools\trac-0.1.1\python
SVN_HOME=C:\Tools\trac-0.1.1\subversion
DIFFUTILS_HOME=C:\Tools\trac-0.1.1\diffutils
APR_ICONV_PATH=C:\Tools\trac-0.1.1\subversion\iconv

環境変数 PATH に %PYTHONHOME%;%SVN_HOME%\bin;%DIFFUTILS_HOME%\bin を追加する。

Apache のサービス化

Apache が起動していたら終了する。
%TRAC_HOME%\apache\install_service.bat を実行して、Apache をサービス化する。
PC を再起動する。再起動しないと PATH がうまく認識されないみたい。

動作確認

http://localhost にアクセスして動作確認を行う。

諸々の設定

All-In-One Trac のサイト、マニュアルにしたがって以下の作業を行う。

  • プロジェクトの作成
  • ユーザの登録

疑問点

プロジェクトの登録はコマンドでできるけれど、プロジェクトの削除は、単純に以下のフォルダを削除するればいいのかな?

  • %TRAC_HOME%\trac_repo\projects\%PROJECT_ID%
  • %TRAC_HOME%\svn_repo\projects\%PROJECT_ID%