夜のピクニック

夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)

高校3年生の主人公たちにとって高校生活最後を飾るイベント、80キロの道のりを夜を徹して歩き通すという「歩行祭」。その中でゆっくりと繰り広げられる淡い青春の物語。思い出、悩み、夢、...

みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。
どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。

思えば、自分の高校時代も、ただひたすら走ったり、歩いたり、そんな高校時代でした。
プールがなくって、夏の体育の授業といえばマラソンだったもんね。
文化祭のあと、夜通し歩いて家まで帰ったこともあったっけ。
あのころを思い出しながら、なんだか優しい気持ちにさせてくれる、そんな一冊でした。