要求開発

要求開発~価値ある要求を導き出すプロセスとモデリング

要求開発~価値ある要求を導き出すプロセスとモデリング

  • 作者: 山岸耕二,安井昌男,萩本順三,河野正幸,野田伊佐夫,平鍋健児,細川努,依田智夫,[要求開発アライアンス]
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2006/03/02
  • メディア: 単行本
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久しぶりに上流のコンサルをすることになったので、遅ればせながらコミット。
特にプロジェクトの立ち上がりのあたり(準備フェーズ)が参考になりそう。
お客様が自分たちの要求をきちんとモデル化できるようにサポートするのが今回のおしごと。良い意味で緊張しています。


で、疑問と感想を1点ずつ。
まずは疑問点。
概念モデルで「Function」と「Place」の位置づけが今ひとつわからない。概念モデルのレベルで「イベント系 Thing」とは別に「Function」を抽出する意味って何なんだろう? 業務フローのアクティビティとして抽出すれば十分な気がするのですが。「Place」は「リソース系 Thing」と同じカテゴリで良いのでは?


続いて感想。
同じく概念モデル。色分けする場合、「Thing」をピンク系統、「Function」をグリーン系統、「Place」をブルー系統としていますが、「リソース系 Thing」をグリーン、「イベント系 Thing」をピンク、「ルール系 Function」をブルーにすれば「カラーUML」に近かったのになぁと思います。
「カラーUML」の訳者の依田さんもアライアンスのメンバーなのに、そういう意見って出なかったんですかね。