花巻 - 宮沢賢治を訪ねて (3日目)

3日目は記念館周辺を中心に散策しました。
廻ったところは以下のとおり。

鉛温泉出立

今朝の朝食は目玉焼き。
1泊4300円でこれだけ食べられて温泉でのんびりできたら充分でしょう。
どうもお世話になりました。m(_ _)m


バス停で胡弓(?)を弾いている女の子がいた。バスの待ち時間にちょっと癒された。荷物が重そうだから持ってあげれば良かったなと思ったら、宿のお兄さんが手伝ってあげてた。思ったら行動しないとね。

新花巻駅

新花巻駅でコインロッカーに荷物を預けて散策開始。
まずは駅前のゴーシュの彫刻碑。セロの音に釣られてきたら見つけた。

花巻市博物館

童話村、賢治記念館、新渡戸記念館と併せて4館共通入場券を購入。
花巻市周辺の歴史を学ぶ。

宮沢賢治童話村

入口の「銀河ステーション」から「賢治の学校」まで「銀河トレイン」が運行。


「賢治の学校」では賢治の童話の世界をイメージでつかむような展示。
「賢治の教室」は童話に登場する動植物や星、石などテーマごとに学ぶことができるようになっていました。
写真は「賢治の学校」の建物。

レストハウス 山猫軒

丘を登ると宮沢賢治記念館。駐車場を挟んだ反対側にあるのが「レストハウス 山猫軒」。お決まりのセリフで出迎えてくれました。

どなたもどうかお入りください
決してご遠慮はありません


注文したのは「鹿踊りそば」810円。鹿(しし)踊りは花巻の伝統芸能だそうです。

宮沢賢治記念館

自筆原稿や愛用のセロ(チェロ)などを展示。
ちょっと疲れ気味の僕は、座って賢治の生涯を綴ったビデオを見たり、「風の又三郎」のビデオを見たり。


玄関では「猫の事務所」がお出迎え。何だか子供受けするキャラクターばかり写真に収めている気がする。(^^;)

ポランの広場

記念館からイーハトーブ館へ続く「ボランの広場」では賢治の花壇を再現。写真は日時計花壇。

宮沢賢治イーハトーブ

入館無料。
イーハトーブ岩手県を理想郷になぞらえて賢治が名づけた名前。
ここでは「宮沢賢治と温泉展」という企画展を行っていました。花巻電鉄の歴史が学べてちょっとラッキー。

花巻新渡戸記念館

しばらく前まで5千円札の肖像に使われていた新渡戸稲造の記念館。
稲造本人より祖先の話が多かった気がする。
国家の品格」でとりあげられていたので最近ちょっと興味がある。「武士道」読んでみようかな。

賢治「産湯の井戸」

新渡戸記念館から市内循環バスで再び花巻市街へ。
どこかの案内所でもらったパンフに載っていた賢治のお母さんの実家「宮澤商店」を訪ねる。賢治は実際はこの家で生れたそうです。
8月いっぱいの期間限定で、産湯に使った井戸が公開されていました。この井戸はまだ現役だそうで、実際に水を汲み上げて飲んできました。

大堰川プロムナード

市街を流れる大堰川の休憩所では出前を運んでくれるそうです。

おみやげ

次の目的までの待ち時間を利用して、お土産を購入。山猫軒のオレンジケーキと銀河鉄道のミルクサブレ。
途中あまり賢治グッズを買わなかったけれど、やっぱり買っておけばよかったかな。

未来都市銀河地球鉄道

花巻最後の見どころ。昼間はただのコンクリートの壁だけれど、暗くなって紫外線が照射されると幻想的な絵が浮かび上がります。写真も撮ったけれど、実際に眼で見た方がきれいでした。
5〜9月は19:30にライトアップ開始だけれど、18:30くらいでもうだいぶ暗くなっていたので、もう少し早く始めてくれるとうれしいですね。大阪から来た学芸員を目指しているという大学生と話をしながらライトアップの時間を待ちました。

銀河ドリームライン 釜石線

花巻(チェールアルコ)20:02→20:11新花巻(ステラーロ)
釜石線は「銀河鉄道の夜」のモデルとなった岩手軽便鉄道が前身。各駅にはエスペラント語の愛称がついています。ちなみに「チェールアルコ(Ĉielarko)」は「虹」、「ステラーロ(Stelaro)」は「星座」という意味だそうです。
写真はキハ110系気動車

東北新幹線

新花巻20:34→(やまびこ70号)→23:44東京
最終列車になってしまいました。おなかをすかせて新花巻駅に着いたのに、お弁当屋さんはすでに閉店。(;_;)
幸い車内販売はまだやってました。前沢牛めし 1100円。


以上、宮沢賢治を訪ねて(?)、岩手県花巻の旅でした。