国家の品格
- 作者: 藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/20
- メディア: 新書
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「論理」だけでは全ての問題を解決することはできない。最終的には自分が培ってきた「感性」で判断するしかない。そういうことなんだろうと思う。
でも、こう書くと「もう論理はダメだ、感性を大事にしよう」って方向になぜかなっちゃうんですよね。ゆとり教育とか、ここ最近の復古的な風潮とか。どうしてちゃんと学習できないんでしょうね (自分も含めて^^;)。
で、この本ですが、タイトルや「武士道精神」とか見ると、復古的に見えるけれど、さすが数学者だけあってバランスのとれた主張をしていると思う。個人的には共感できることが多かった。いや、そうじゃないところも結構あるかな?
「四つの愛」とは何かというと、まず「家族愛」です。それから「郷土愛」、それから「祖国愛」です。この三つがしっかり固まった後で、最後に「人類愛」です。
順番を間違えてはいけません。
どれもそれなりにあるつもりだったけれど、やっぱり「家族愛」(隣人愛と言っても良いかも) を固めるところからやり直さないといけないのかな? - なんて最近思います。
いずれにしても、他人にはずかしくない自分、世界にはずかしくない日本、地球や他の生物にはずかしくない人類でありたいものですね。