ターン
- 作者: 北村薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/06/28
- メディア: 文庫
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ラストシーンがとても良かった。結局、真希は元の世界に戻れたけれど、再びメゾチントに向かい始めたところで話が終わったとしても、それはそれで納得できたと思う(とてもつらいことですが)。自分だったらメゾチントに当たるものは何になるんだろう? やっぱり今の仕事かな?
今、目の前を過ぎ行く一瞬一瞬がたまらなく愛しいものとなった。
「……こんなに大事なものを、わたしはどう扱ってきたのだろう」
手をついて何かにあやまりたくなった。
そんなわけで(どんなわけで?)、リセット*1 から始めた、北村薫の「時と人の3部作」読み終わりました。どれも、心に響くすばらしい作品でした。作者の北村薫さん、そして、紹介してくださった id:ardbeg1958さん、どうもありがとうございました。m(_ _)m
*1:ここでは紹介していませんが