譲渡性預金(CD)

譲渡性預金(CD)について調べてみました。

≪CD市場(譲渡性預金)≫

CDは、譲渡性預金証書(negotiable certificate of deposit)の略称です。第三者に譲渡可能な銀行の預金証書のことをいいます。

◆CD市場の創設

CDは、1961(昭和36)年に米銀によって導入された金融商品です。日本のCD市場は、1979(昭和54)年5月に証券会社の債券現先取引に対抗して創設されました。銀行が企業の余裕資金を吸い上げる手段として考え出された取引で、日本の自由金利商品の先駆けとなりました。

◆CDの取引方法

CDの取引方法には、無条件売買(買切りないしは売切り)の方法と、債券現先をまねた条件付売買(CD現先)の方法があります。実際の取引は、CD現先が中心となって行われています。

条件付売買とは

一定期間後に一定価格での反対売買を約束して行う債券やCDの購入(売却)取引のことを、現先取引または条件付売買といいます。債券を売買する取引を債券現先、CDを売買する取引をCD現先と呼んでいます。 買い戻し条件付きで売ることを売り現先または逆現先といいます。逆に、売り戻し条件付きで買うことを買い現先または現先といいます。

CD(譲渡性預金)市場

◇ CD(Negotiable Certificate of Deposit)とは、譲渡可能預金証書であり、1979年5月から都市銀行等が販売を開始している。商品としての特性は、預金でありながら、譲渡性、流通性がある点にある。

◇ CDが誕生した背景には、金利自由化、国際化への流れに沿った短期金融市場の整備・拡充がある。具体的に云えば、CDはわが国では初の自由金利の預金商品であり、また債券現先に続いての主要なオープン市場商品となった。

◇ CDが主要なオープン市場商品であるため、CD3か月物などの金利は、無担保コール・オーバーナイトなどの金利と並んで、指標性のある短期金利として一般に使われている。

譲渡性預金」と言葉自体、勤務先の金融勉強会で初めて知った。
法人向けの商品かと思ったが個人も取引できるらしい。
ただし、取引単位が数千万円からということなので僕には関係ない金融商品ですね。