ひつじが丘

ひつじが丘 (講談社文庫)

ひつじが丘 (講談社文庫)

久しぶりに三浦綾子を読んだ。
「愛するとはね、相手を生かすことですよ」
「愛するとは、ゆるすことでもあるんだよ。一度や二度ゆるすことではないよ。ゆるしつづけることだ」
ゆるす (なんておこがましいけれど) ことの難しさ、結局ゆるすことができなかった自分。
それでもなお、酒に溺れ女と遊び自分勝手に生き続けた良一が最終的には信仰を獲得し、相手を思いやり、良く生きようとしている竹山が、自分の中の嘘に苦しみ続けるという現実に、とてもやるせない思いを感じる自分は、自分に素直に生きられない単なる小心者でしかないのかもしれない。
なんて、ちょっとセンチになってみたけれど...
今はわりと元気な自分です。

さて、連休は DDD 読んで。あと、次の仕事の準備をしなきゃ。