ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
この前映画館へ行ったらすごい人気だったので、いろいろ調べたり、TVシリーズを視聴してみたら自分も見たくなって行ってきた。
「使徒」と呼ばれる謎の敵の襲来に、人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」に乗って立ち向かう少年、碇シンジ (とそれを取り巻く人々)。その闘いと心の葛藤を描いた物語。
「序」はTVシリーズの第壱話から第六話にほぼそった展開。わりと普通のSFアニメとして楽しめると思う。マニアの人は「TVシリーズとここが違う」という視点で見られるのかな? 今後、「破」「急」「?」と続くらしい。
どんな結末となるのか、楽しみ半分、不安半分。
劇場には若いカップルが結構来ていた。TVシリーズではまった男の子が彼女を連れてっていうのが多いのかな?
新世紀エヴァンゲリオン (TVシリーズ)
そんなわけで、ここ2週間ほどはまってました。
第壱話から第伍話までは無料で視聴できます。
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00066/v01247/
http://streaming.yahoo.co.jp/p/y/bch/10137/
http://www.b-ch.com/cgi-bin/contents/ttl/det.cgi?ttl_c=466
一時社会現象とまでなったと言われているけれどあまり記憶にない。オレってどんな行き方してきたんだろうね。
話の内容は前半は上で書いたとおり。
後半は登場人物の内面世界に深く入り込んでいってどんどん難解になる。
はまった理由は...
まるで自分のことを書かれているかのように感じたから。
逃げちゃダメだ
逃げちゃダメだ
逃げちゃダメだ
(第壱話 - 使徒、襲来)
でも、こうしてまた逃げている情けない自分がいる。
ごめんなさい
こういうときどんな顔をすればいいのかわからないの
− 笑えばいいと思うよ
(第六話 - 決戦、第3新東京市)
そんな強く優しい一面も実は持ってるんだよ。
僕はがんばってる
がんばってるんだ
誰か僕に優しくしてよ
こんなにまで闘ったんだ
こんなに一生懸命闘ってるんだ
僕のことを大事にしてよ
僕に優しくしてよ
(第弐拾話 - 心のかたち 人のかたち)
いったい、いつまでガキのようなことを言っているんだろう?
僕は僕が嫌いなんだ
− 自分が嫌いな人は他人を好きに信頼するようになれないわ僕は僕が嫌いだ
でも好きになれるかもしれない
僕はここにいてもいいのかもしれない
そうだ、僕は僕でしかない
僕は僕だ
僕でいたい
僕はここにいたい
僕はここにいてもいいんだ
(最終話 - 世界の中心でアイを叫んだけもの)
成長と停滞そして退行の繰り返し。
やっと本当の自分を見つけたと思ったのに、次の日にはもうわからなくなっている。
どんどんこんな世界にはまり込んでいくから、重苦しいのが嫌いな人はさっさと逃げた方がいいかもね。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
TVシリーズのもう一つの結末。
第弐拾伍話と最終話をリメイクしたもの。
http://streaming.yahoo.co.jp/p/y/bch/10140/
最後にはゼーレが期待した「人類補完計画」が達成されたということか。
碇ゲンドウが目指していたもう1つの「人類補完計画」とはどんなものだったんだろう。一見、亡き妻ユイにもう一度会いたいというエゴしか感じられなかったけれど...
ネルフのメンバーはいったい何のために闘っていたのか。
幸せがどこにあるのかまだわからない
だけど、ここにいて生れてきてどうだったのか
これからも考え続ける
だけど、それもあたりまえのことに何度も気づくだけなんだ
自分が自分でいるために
そう気づいて、自分に戻ってきたはずなのに、なぜアスカを...