バッテリー

バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)

中学入学を目前にした春休み、ある地方都市に越してきた天才ピッチャー、原田巧を主人公としたお話。帯にも書かれているけれど、「これは本当に児童書なのか!?」大人でも充分に感動し楽しめた。
僕はあまり運動神経よくないほうだけれど、巧の気持ちはよくわかった。無邪気で一途な弟、青波も可愛らしくていい。巧とバッテリーを組む (ことになると思われる) 永倉豪、彼のような男になれたらいいなと思う。

野球は、楽しむもんじゃ。それだけじゃ。楽しまんと野球やっとってなんになる。つぶれるだけじゃ。さっきの豪の顔を思い出してみぃ。実に楽しそうな顔しとったろうが。青波だってじゃ。わしがグラブをわたしたとき、ほんまに楽しそうに笑うたぞ。あの子は、うまくなる。

今夜はサッカーですね。がんばれ! 日本!!