ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

この本読んでるってid:lamuuさんに言ったら、「ベストセラーは読まないんじゃなかったの?」と言われてしまった。いえ、そうなんですけどね。まぁ人は変わるもんですよ。(^^;)
で、読んでみて、確かにおもしろかった。まず、フィボナッチ数列とか黄金比とか数学的な脚色。この前見た映画「博士の愛した数式」もそうだったし、巷では Haskell とか SICP (Structure and Interpretation of Computer Programs; 計算機プログラムの構造と解釈) が流行ってるみたいだし、数学ブームなんですかね。
続いて、シオン修道会とかオプス・デイとかキリスト教の歴史に関する話。聖書もカトリック教会の教義も、ある意味権力闘争の結果なんだなぁ (別にそれが悪いというわけではありませんが) とあらためて知らされた。
今まで、いろいろな宗教や思想に出会ってきましたが、何でも鵜呑みにせず自分の中で一度噛み砕く力をつけないといけないですね。
で、最後のオチですが、ちょっと物足りなかったかな? ずっと、わくわくしながら読んできたのに、えっそうなの? と足元をすくわれた感じ。まぁ作者に上手くだまされたということでしょうか。