1リットルの涙
1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記 (幻冬舎文庫)
- 作者: 木藤亜也
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/02/01
- メディア: 文庫
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「脊髄小脳変性症」という難病に侵された少女の日記。
少しずつ症状が悪くなり、将来の希望も見えない中で、ときには涙を流しつつも、いつも前向きに頑張ろうとしている亜也ちゃんの姿に、とてもこころ打たれた。
〝泣くな弱虫〟苦しい時は人間が成長している時。今をきり抜ければ、素晴らしい朝がやってくるんだ。
頑張ったからといって、必ずしも良い結果がでるとは限らない。それでも、頑張って生きていくことの大切さを、今さらながら教えられた気がした。
動けん、お金ももうけれん、人の役に立つこともできん。
でも生きていたんです。
進学校に入学し、将来をいろいろ夢見ていた少女が、病気の進行にともなって養護学校へ転校し、卒業後は進学も就職もできず、家や病院で闘病生活を送らざるをえなかったのは、さぞ辛かっただろうなと思う。電車の中で思わず泣いてしまうところだった。(;_;)