スキップ

スキップ (新潮文庫)

スキップ (新潮文庫)

17歳の高校生が眠りから覚めたら25年後の自分にスキップしてしまったというお話。ふつうの人なら絶望してしまうような状況の中で、47歳の自分を生き抜こうと奮闘する姿に、さまざまな思いを抱きつつ読んだ。

甘えてはいけない。わたし一人ではない。誰もが、この哀しみを抱えて生きているのだ。失ったもの、与えられなかったものを思って、嘆くのはやめよう。

エピローグのこの言葉が強く印象に残りました。