アスペクト指向勉強会(第1回) - Introduction

Aspect-Oriented Analysis and Design: The Theme Approach (Addison-Wesley Object Technology Series)

Aspect-Oriented Analysis and Design: The Theme Approach (Addison-Wesley Object Technology Series)

この本をベースにアスペクト指向分析・設計の勉強会をすることになりました。
この章で学んだことをまとめておきます。

Chapter 1 Introduction

Software Development and the Object-Oriented Paradigm
The Case for Aspects
What Is an Aspect?
Why Consider Aspects in Analysis and Design?

ここまではまぁ基本でしょということで議論は省略。

Aspects and Other Concerns
  • アスペクト指向には Asymmetric と Symmetric という2つのアプローチがある。
  • 何が対称、非対称かというと、アスペクトと他の関心事の扱い方。
  • Symmetric なアプローチのことを、「サブジェクト指向」あるいは MDSoC と呼ぶらしい。処理系として Hyper/J なるものがある。
  • Seasar などの AOP 機能は Asymmetric に分類されるかと思っていたが、他の機能と独立して分析・設計を行い、後から他の機能と結合することができるので、Symmetric アプローチになるらしい。
  • P.12 Figure 1-4 で、Transfer Funds、Apply Charges などの Feature ごとに、Accout オブジェクトにメソッドを割り当て、あとで結合するということらしいが、普通(?)に Control オブジェクトを抽出する手法に比べて、明らかな優位性があるのか今ひとつ実感できなかった。
The Theme Approach
  • この本の主題となるアプローチ。
  • Asymmetric と Symmetric の良いとこどり?
  • P.14 Table 1-3 の用語を確認していったが、類似した用語も多く、細かい相違点については宿題とする。
Applying the Theme Approach
  • 要求分析における Theme/Doc と、設計における Theme/UML という手法がある。
  • Theme/UML の記法は UML 2.0 にも取り込まれている?
Theme: Symmetric or Asymmetric?
  • 良いとこどりだけど、どちらかというと Symmetric に近いかな。
Fitting Theme into Your Existing Development Process
What About Implementation?

時間切れで議論できず。残りは3章をやるときにまた。


似非技術者(^^;)の私としては英語のテキストは結構つらかったです。
でも、がんばって予習した分、得るものは充分あったと思います。
次回もがんばろうっと。

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