アスペクト指向勉強会(第1回) - Introduction
Aspect-Oriented Analysis and Design: The Theme Approach (Addison-Wesley Object Technology Series)
- 作者: Siobh疣 Baniassad, Elisa Clarke
- 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
- 発売日: 2005/03/23
- メディア: ペーパーバック
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この本をベースにアスペクト指向分析・設計の勉強会をすることになりました。
この章で学んだことをまとめておきます。
Chapter 1 Introduction
Software Development and the Object-Oriented Paradigm
The Case for Aspects
What Is an Aspect?
Why Consider Aspects in Analysis and Design?
ここまではまぁ基本でしょということで議論は省略。
Aspects and Other Concerns
- アスペクト指向には Asymmetric と Symmetric という2つのアプローチがある。
- 何が対称、非対称かというと、アスペクトと他の関心事の扱い方。
- Symmetric なアプローチのことを、「サブジェクト指向」あるいは MDSoC と呼ぶらしい。処理系として Hyper/J なるものがある。
- Seasar などの AOP 機能は Asymmetric に分類されるかと思っていたが、他の機能と独立して分析・設計を行い、後から他の機能と結合することができるので、Symmetric アプローチになるらしい。
- P.12 Figure 1-4 で、Transfer Funds、Apply Charges などの Feature ごとに、Accout オブジェクトにメソッドを割り当て、あとで結合するということらしいが、普通(?)に Control オブジェクトを抽出する手法に比べて、明らかな優位性があるのか今ひとつ実感できなかった。
The Theme Approach
- この本の主題となるアプローチ。
- Asymmetric と Symmetric の良いとこどり?
- P.14 Table 1-3 の用語を確認していったが、類似した用語も多く、細かい相違点については宿題とする。
Applying the Theme Approach
Theme: Symmetric or Asymmetric?
- 良いとこどりだけど、どちらかというと Symmetric に近いかな。
Fitting Theme into Your Existing Development Process
What About Implementation?
時間切れで議論できず。残りは3章をやるときにまた。
似非技術者(^^;)の私としては英語のテキストは結構つらかったです。
でも、がんばって予習した分、得るものは充分あったと思います。
次回もがんばろうっと。
関連リンク
- 産総研 一杉さんの「アスペクト指向、Separation of Concerns 関連研究メモ」
http://staff.aist.go.jp/y-ichisugi/ja/mj/soc.html
… ここからかなりの情報がたどれそうです。